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2018年7月1日(日)・そのたの音を更新しました


先日、ご縁あって栃木県佐野市にある「松笠風鈴」の工房へお邪魔しました。

松笠風鈴は、国内唯一の砂鉄の風鈴で今回伺った江田公房さんのオリジナル商品です。

きっかけは、昔リスナーだったNHKラジオの音の風景のサイトを覗いていたところ、次回のテーマが風鈴で「どんなふうに録音しているのだろう?」と興味を持ち放送を聞いたことからでした。

そして「この音を自分でも録音したい」という気持ちになり、番組の中で「松笠風鈴」と紹介はありましたが、詳しい詳細は分かりませんでした。

そこで、番組のページをもういちど読み返すと栃木県佐野市で作られていることが判明。

さらに、NHKに、風鈴を展示していたり実際に音が聞ける場所を電話で聞いてみましたが資料がないとのことでした。

ここまでたどりつくのに数時間かかり「あきらめようか」とも思いましたが、だめもとで佐野市の観光協会に問い合わせました。

すると、嬉しいことに番組に出演されていた工房の連絡先を教えていただきつながることができました。

その後、工房のご主人との数回のやりとりで「いつも録音している野山にこの風鈴を持って行って、鳥の声とコラボさせてみると面白そう」と話してみたところ、お時間を作っていただきました。

ところが、当日は最高気温が35度という異例の暑さで野山での録音は実現しませんでした。

しかし、工房に伺い1時間半かけて3種類の風鈴を聞き比べながらじっくり録音ができました。

室内での録音でしたが、作っていらっしゃるご主人が目の前で変化を付けながらゆっくりと鳴らしてくださる音色は、まるで自然の風の中で鳴っている音のように美しく聞きほれてしまいました。

時々軒先で風に揺れている風鈴の音色も聞こえ、それがまた風情ある音で癒されました。

帰り際にお土産に1番気に入った音を一つ選び購入させていただいたので、次回野山や海辺などの自然の中へ出かけた際、鳥の声や波音などと重ね録音してみたいと思っています。

これから夏がスタートし、うだるような暑さの中で風鈴の音色を聞いていると、涼しさを感じられそうです。

風鈴の製作でお忙しい中お時間を作ってくださった江田さん、ほんとうにありがとうございました。

おかげで、また一つ音のコレクションを増やすことができました。

13時10分37秒