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2017年11月28日(火)・野鳥の声を更新しました


季節も秋から冬へと変わり、澄んだ冷たい空気を肌で感じるようになりました。

そんな中先日、銚子のカモメの録音に出かけました。

当日は佐島に続き、天気は快晴で風もなく最高でした。

東京を早朝に出発し、10時ごろ到着。

あちこちスポットを探しました。

カモメは餌の多い漁船の周りにいることが多く、どうしても漁船のエンジン音で声がかき消されてしまいます。

レコーダーを数か所セットしてみましたが、どれも使えそうにありません。

仕方がないので昼食を取りながら、少し時間を置いて様子を見ていました。

そして、帰りがけにだめもとで戻ると、漁船が出て行くところで何とか録音できそうな環境になりました。

地元の方に伺ったところ、漁船は早朝から昼前にかけて活動するようです。

漁船がいなくなり、録音をスタートしてから1時間程度は残り物の餌を狙い、カモメもたくさん集まっていました。

しかし、徐々に散らばってしまい鳴き声も聞こえなくなりました。

そのため、狙いとしてはお昼前後がチャンスです。

今回お届けする音は、カモメの群れが残り物の餌を求めて鳴いている様子です。

聞いていると、激しく争いながら餌をとっているようにも聞こえます。

鳥たちの行動をあれこれ想像しながらレコーダーを回しました。

今回一つ残念だったことは、漁船は静かになったもののカモメの大群がいる場所が道路際で数分に1度車が真横を通る場所だったことです。

何とか車が通っていない場所を選んで、使える音にできましたがちょうど車が通過した際、カモメのはばたく羽音が聞こえ「もう少し静かな場所があれば」と悔しい思いをしました。

当日は、11月中旬を少し過ぎた日でした。

これから2月ごろにかけてカモメの数が増えて行きます。

海辺なので録音条件が厳しく、天候をみてもう一度今シーズン挑戦したいと思いながら帰宅しました。

今年は、佐島と銚子2回続けて冬の海辺ではめったに経験できない、無風状態で録音ができラッキーでした。

13時47分48秒