体調の方も回復し、元の生活に戻ってきています。ということで1か月ほど前に浜松で録音した「大井川鉄道のSL」を紹介します。
事前に時刻表を調べたところ、休日のため臨時便もあり上りと下り合わせて4本走るということでした。何度か通っていますが、いつも1日2本しか走っておらず「幸運に恵まれた」と喜んで出かけました。
ところが上りと下りを1本ずつとったところで発熱し、そのまま入院となってしまいました。
今回アップしているものは上りの音です。二つの音を比べてみると、汽笛の鳴らし方が違っていました。ほんとは音の違いを紹介したかったのですが、下りの方が風が強く音割れしていました。 「これだけ風があるとだめかな」とあきらめかけていました。
以前自宅近くを歩いていて、数時間の間に風が収まり歩きやすくなったこと、周りに木や高い壁があると風を防げたことを思い出し、数時間後の上り列車を待つことにしました。
昼食をとりながら風の具合を観察していると、徐々に弱まってきました。そして、上り列車の通過時刻が近づいてレコーダーを回すころには、先ほどの風が嘘のように穏やかになっていました。
このように数時間違うだけで録音条件が変わることを学びました。野外での録音はこちらの思うようにはいかず根気のいる作業です。その分良い音に出会えた時の喜びは格別です。
今回は体調を崩してしまい、途中で中断するという悔しい思いをしました。次回は体調を万全にして挑戦できると嬉しいです。