週末は秩父方面へ。朝3時半起床で、4時に自宅を出発し早朝のコーラスに間に合う時間帯に合わせての行動です。
ところが大変残念なことに、昨年アカショウビンを収録した両神山に行ったところ、山之上の方に上がりすぎたようで、気温は7度。鳥の声はちらほら鶯が練習中という感じで、季節的に早すぎたようでした。
せっかく早起きをして出かけたのに、もう少し下の方の良いスポットの場所に行ったらよかったと悔やみましたが、また一つ知識を増やすことができたと考え、気を取り直し下の方に降りて行きました。
しばらく山を下りて、前回タカを収録したダムの方に行ってみました。前回と同じ場所に録音機を設置し様子をみたのですがタカは録音する前は結構鳴いていたのに、録音機を回し始めるとなかなか鳴いてくれません。
あきらめて車に戻ろうとしたところ、車のすぐ横で美しい『イカル』の声が聞こえてきました。これはチャンスだと思い、機械を回しました。現場で聞いた限りはそこまで良い音には聞こえませんでしたが自宅に帰りスピーカーにつなげて聞いてみたところ、予想にもましてイカルの声がたくさん入っていました。
数メートル離れた車の中で、ドアをあけてひっそりと待機していたのにやはり数メートル離れただけでも音の聞こえ方というのは違うものかなあと驚かされました。
ということで、今回は鶯とイカルのさえずりをお楽しみいただければと思います。鶯とイカル以外にも、高い小さなきれいなさえずりが入っていて、調べてみたのですが該当する種が思い浮かびません。特に最後の方に集中して入っていますので、もしご存知の方がいらっしゃいましたらご連絡いただけると助かります。
ちなみに最後の方の高い声は、以前から気になっている鳥で個人的には小さい声ですが、とても癒しを感じるためお気に入りの声の一つになっています。
昨日は不作だと思っていたのに、だめもとで編集してみると意外と使えそうな音だったので、やはりあきらめずにやってみることが大事だということに改めて気づきました。ほかにも何か所かのスポットで録音機を回しているので、また良い音がありましたらアップしたいと思います。