今回夏の鳥取、岡山方面の録音も最後の音となりました。前回と同じ岡山県吉備高原での早朝の音です。おそらくコオロギなのではと思うのですが、少し激しくにぎやかです。鳥の声も少しバックに聞こえていて、すがすがしさを感じました。今回吉備高原には2台録音機をセットしていましたが、前回の音は公園の草むらに、そして今回は田んぼが広がっている草むらの中に置いてみました。聞き比べてみると田んぼが広がっているところに置いた方が、たくさんの声が入っていて収穫が多かったので今後の録音の参考になりました。
今回長期の録音に行って、これまで出会ったことのない音にもたくさん出会うことができ、今までできなかった公共機関での移動もなんとかこなすことができて、自分にとってほんの少し前に進めた感じがし、自信にもなりました。
発達障害を抱えて生きている自分にとっては、みんなが当たり前にやっていることがなかなかできず、よく他の人の方が前に進んでいるというとらえ方をしてしまい落ち込む気持ちになってしまいます。でも今回いろいろ工夫をすることで、何とか計画から実行まで家族のサポートなども受けながら無事実現できたことは、今までできなかったことだったので大きな喜びでした。
これからも今回の旅行で学んだことなども参考にしながら、録音面でも日常生活にも生かしていけたらと思っています。
最後にこの旅行に行くにあたって、体調が安定していけるようにと気を使って接してくれた家族やヘルパーさんを始め、現地の滞在先のホテルの方々にも事前にいろいろとご配慮をいただき無事実行することができて、ほんとうに支えてくれた皆さんに感謝です。普段なかなか気恥ずかしくて面と向かって気持ちを伝えることができていないので、この場を借りてお礼を言わせてください。ありがとうございました。