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2020年4月24日(金)・そのたの音を更新しました


今年も3分の1が過ぎようとしています。

年末から年明けにかけてひどい風邪を引いて寝込み「ようやく活動できる」とはりきっていると、コロナで外出できなくなってしまい、更新が止まっていました。

ちょうど、鳥のさえずりの季節で残念ですが、人の命には代えられません。

そんななかでも、身近な場所で良い音はないかとみていると、以前にも録音した近くの神社の水琴窟を思い出しました。

水琴窟は、空洞の中に水滴が落ちた時に聞こえる音を反響させるもので、日本庭園などで昔から親しまれてきました。

前回訪れたのは冬の寒い時期でしたが、盛んにキジバトが鳴いており「暖かい春だと、さらに鳥のさえずりがにぎやかなのでは?」と再挑戦してみました。

ところが、現地に到着しレコーダーをセッティングして録音しようとすると、レコーダーが作動しません。

「おかしいなあ?」といじっていると、しばらく使っていない間にレコーダーが電池切れになっていたようです。

その日は風もなく絶好な録音日和で、悔しさがこみあげてきましたが仕方ありません。

数日後に、今度はレコーダーをたっぷり充電して出かけました。

昼過ぎに現地に到着し、レコーダーをセットしていると、前回行った時より車が頻繁に通り、人通りも多く感じました。

30分ほどレコーダーを回しましたが、状況は変わりません。

あきらめかけたところで、一瞬車が途切れた時間がありました。

「このままもう少し車がこないで?」と願いながら待つと、5分ほど静かな環境で水琴窟の音色に合わせ、キジバトやシジュウカラなどの鳥のさえずりをクリアに録音できました。

今回、同じ場所で春と冬の水琴窟の音がとれたので、夏と秋もトライしてみたくなりました。

夏から秋にかけて聞こえる、ヒグラシやコオロギなどと一緒に奏でられる水琴窟も魅力です。

早く、コロナが落ちつき、元の生活に戻れることを願っています。

21時21分34秒