2017年5月28日(日)・野鳥の声を更新しました


連休明けから一気に春らしさを通り越し、真夏のような暑さが続きました。

ここ数日は雨が降ったおかげで落ち着いてきましたが、これからこのような寒暖の差が増えそうです。

そんな中でも、今年も多くの鳥のさえずりを録音することができています。

5月に入り毎年訪れている日光や戸隠にも足を運び、新たな発見や出会いがありました。

今年は運が良いのか、数年間待ち続けていた鳥に出会う機会が多いです。

最初に東京郊外の山でのトラツグミから始まり、日光ではクロツグミ、そして戸隠ではコマドリ、フクロウと続きました。

特に、コマドリはすぐ近くでさえずりを聞きながらレコーダーを回すことができ感動でした。



しばらく音集めに忙しく更新をしていないうちに、音がたまってしまいました。

一度にすべてを紹介することは難しいので、これから少しずつ紹介していきたいと思います。



今回は戸隠でのコマドリとフクロウを紹介します。

この録音は2泊で行っており、初日の夕方毎年行っている「戸隠植物園」にレコーダーをセットに行きました。

植物園は標高が高く一気に気温が下がります。

防寒対策を万全にしていても、平地との気温差にはこたえました。



16時半に現地に到着。

周りを見ると花見客の団体の方が多く、活動が難しい状況です。

園内が静まり返るのを待って、18時前から活動を開始しました。

薄暗い中、スポットを探しながら歩いていると、アカハラや鶯などのさえずりが良い響きで聞こえてきます。

事前に「薄暗くなり日没が近づくと夜行性の鳥が活動を開始する」との情報を得ていたため、耳を傾け歩いていきます。

ところが1時間待っても状況は変わらず、日没の時間も過ぎ懐中電灯が必用になってきました。

あいにく懐中電灯を持っておらず「熊に注意」の看板もあるとのこと。

あきらめてタイマー録音をセットし、先ほどから聞こえているアカハラや鶯を少しとって現地を離れました。



そして、翌朝4時に出発し、レコーダーを回収に行きました。

ついた時間は5時半。

それでも、駐車場はほぼ満車です。

「人が増えないうちに」とちょっと焦って回収へ。

駐車場から山の奥へ行くにつれ、人も減り始め「これならライブ録音もいけるかな?」と思っていると、ここで先ほど話したコマドリに出会います。

「これは」とレコーダーをセットしました。

コマドリをたっぷり楽しんで、タイマーのレコーダーも回収しほっと一息。

ざっとタイマーの音源を聞いていると、フクロウがすぐ近くできれいに入っているのを見つけ、予想外の出来事で驚きでした。



セット時間は夜明け前の3時半~6時半です。

フクロウというと真夜中のイメージがあり、この時間にはっきり聞こえるとは思わず新たな発見でした。

11時40分54秒