2015年4月5日(日)・そのたの音を更新しました

2015年4月4日に、埼玉県秩父鉄道の武州日野駅周辺でのSLの音をアップしました。今回はSLの音を狙って行ったわけではなく、たまたまいつも行っている熊谷に早朝録音に行った帰りに昼食を取ろうと立ち寄った場所でSLが通ることが判明しとてもラッキーでした。

今回は風もなく午前中は雨で熊谷での録音は今ひとつでしたが、SLを録音したお昼ごろには雨も上がり、穏やかな天気になっていました。SLを撮影する場所にも良いスポットのようで写真撮影の人が集団できていましたが、音を撮るのは静かな場所でないとだめなことと、あまり近すぎると音割れしてしまうということで人がいない線路から少し遠目の場所を選び録音機を回しました。車が何台かとおり1部汽笛の音とかぶってしまい使えないところもありましたが、それ以外はなるべくカットせず自然な感じの構成にしました。

何度か挑戦し感じましたが、SLが通り過ぎる時間の3分~5分くらい前にまだ遠くにいるはずのSLの汽笛音が聞こえてきます。しかもとても響きが良い感じがするので、ずいぶん遠くまで汽笛が聞こえるようになっていることが分かりました。普通の電車の汽笛はそこまで響いたり遠くまでは聞こえないのでこの良い響きの汽笛の音がもっとあちこちで気軽に聞けるようになれば良いなあと思いました。今はこういう昔ながらの機関車や寝台などが廃止になってきているのでせっかくの日本の懐かしい音が失われていこうとしているのが残念に思います。以前昭和の時代のテレビドラマを見ていた時に、電車のシーンといえばSLの音が聞こえていたのであちこちで良い汽笛音が聞こえていた時代もあったのかなあと想像したりしました。今の時代しか知らない自分にとっては信じられない気持ちや不思議な感覚がとても強いので、自分が年を取った何十年ごにはもっと変わっていてそのころの人たちは今自分たちが当たり前に思っていることがとても珍しかったり信じられない間隔を覚えることがあるのかなあと思い、少しわくわくするようなちょっぴり心配なような不思議な気持ちになりました。

8時37分23秒